サッカーその言葉の意味「オフ・ザ・ボール」

長男の試合を見ていて「どーしてあんな場所にいるの???」と思うシーンが多々ありました。まだ『オフ・ザ・ボール』という言葉すら知らない頃です。本人が上達すれば、サッカーはもっと面白くなるはず!もっとサッカーを好きになるはず。そこまで長男のモチベーションとスキルを上げるために我々保護者がサポートできることは何だろう。と、試行錯誤しながら歩んで知ったイロハをお伝えしています。

オフザボールとは何??

オフザボールとは、サッカーのゲーム中にボールを持っていない攻撃側選手の状態を言います。ジュニアサッカーが8人制なのは少しでもボールに触る機会が増えるようにするためで、それくらい試合中にボールを触れる時間は短いということになります。前後半計40分の中で一人の選手がボールに触れる時間は2程度と言われるくらいです!

つまり、試合中のほとんどはオフザボールということになります。

だからこそ、オフザボールの動きが重要になってきます。ちゃんとパスを受けられる場所に動く。味方をいかすためにディフェンスを引き出す動きをする。スペースを空ける動き方……。知れば知るほど奥の深い「オフザボール」の動き方です。

オフザボールのポイント3選

私が考える、オフザボールのポイント3選をご紹介します。

■見る

先ずは見ることです。ボールの位置、ディフェンスの位置、味方の位置、ゴールの位置。そこから自分がどこで何をすべきなのかを判断します。判断するための情報収集は欠かせません。プロ選手の試合を見ていても、頻繁に首を振って情報収集している姿が見受けられる。

■体(おへそ)の向き

身体の向きだったりおへその向き。個人的にはおへその向き、と伝えた方が子どもたちには正しく伝わった気がしています。ボールホルダーとゴールを結べる位置におへそがくるように意識する。よく半身でボールを受けよう。という表現もされます。ボールを受けたときにワンタッチで前を向ける体の向きで準備しましょう。と、いうのが真意です。ただ、情報収集をしたうえであえてゴールを背にしてボールを落とす場合はありますが、オフザボール初心者はまず半身を意識することから始めるべきだと思います。

■ディフェンスとの駆け引き

一番わかりやすいのが、ディフェンス背後から抜け出す動きです。ディフェンスとしては背後を取られることを嫌がります。だからこそ、ディフェンスとの駆け引きが重要になってきます。ディフェンスとの駆け引きを必要としない位置にいるということは、ディフェンスにとって全く怖くない選手イコール試合に関与していない選手ということになります。

オフザボール具体例

オフザボールの代表的な動き方があり、試合中に以下を意識するだけでボールに触れる機会が増えます。ぜひ、試合で活躍できるように練習中から意識して取り組んでみて欲しいです。

■オーバーラップ

ボールホルダーの外側を後ろから追い越す⇒追い越した先でボールをもらってドリブルorパスのイメージ

■インナーラップ

ボールホルダーの内側から追い越す⇒追い越した先でシュートorドリブルorパス

■パス&ゴー

パスをした後、すぐパスがもらえるように動き続ける

■ダイアゴナルラン

斜めに走る動き(斜めに走ることでディフェンスの動きを誘い出すことができる)

他に、相手のはがし方として近づいてから相手を押してさっと遠のく『プルアウェイ』や歩いてから、スピードアップする緩急など

ポジションによってオフザボールの動き方がかわってきますが、まずは上記を意識して、チャンスを狙っていることが大切です。ジュニア年代ではポジション固定しているチームは少ないですし、どんどん挑戦していくことが大切です。

ぜひ、試してください。

サッカーが試合が楽しくなっていくはずです。




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