トレセン最終選考

チーム代表の一人としてトレセンに挑んだ次男ですが、結果からお伝えすると最終選考で落選しました。残念。

東京都下地域トレセンを体験して

とある市では、地域の市民祭やリーグ戦の結果から各チーム代表として選出できる選手の枠が決まっているそうです。例えば、区や市で1位のチームからは5人。2位から5位のチームは3人。それ以下は2人。みたいな感じです。でも、次男が所属するチームのエリアでは暗黙の了解で各チーム〇人。みたいな感じのようです。近年はその暗黙の了解すら破られ始め……。

1次選考会の参加者が80人規模というカオス状態になっていました。チームコーチから言われたのは、目立つ服装をしてくること(笑) 「そこ!?」って思いましたが、選考会に参加してみて少しだけ納得。人数が多すぎて大変なことになっていました。もはやチーム代表でもなんでもない。大人数でチーム編成がされていてゲーム形式で選考会が進むわけですが、人数の帳尻合わせ?で7人制が8チームとか。交代が生じるので、そこはもう押しの強い子が休憩なしになる。

不思議な展開でした。

その前に挑戦した横河武蔵野のセレクションがあまりにスマートだったので、その落差に驚きました。

よくわからない1次選考

対戦相手を変更してゲームを何本も繰り返します。ポジションは自分たちで決めるらしく、ここでも個性が発揮されます。控え目な子はこの時点でいつものポジションを任せてもらえず、落選上に立たされます。でも、そういうところもひっくるめてトレセンとして評価・判断しているようです。

各チームの上手な子たちが集まってきていることを期待していたのですが、自チームでの試合と同じくらいのレベルでした。具体的に言うと、ディフェンスの寄せスピード、強度、ポジショニング。オフェンスのスピード、反応、身体の向き、ボールの収まり具合。

ちなみに次男。大したことなかったですね。普段ボランチが多いのですが、今回はトップとバックばかりでした。トップの時は全然ボールが回ってこないので、動きようもなく。バックの時はそつなくこなしていましたが、まぁ、ディフェンスも普段から課題が多いのでパスコースを切るポジショニングは無難にできていましたが、一対一は残念でしたね。次男の強味はミドルシュートとパス(判断の速さ)、コーナーキックですが、一度もコーナーキックは任せてもらえませんでした。自分から手を上げないと蹴れません。内弁慶全開の次男は見せ場を全然作れませんでした。

二次選考

とはいえ、二次選考には残りました。だって、大半が二次選考会に進むのですから。むしろ、一次選考で落ちた子何人?ってくらいの大所帯。きっとコーチやご両親から「声を出すように」って言われているのでしょう。素晴らしいです。その声が「ドンマイ」と「切り替えていこう」しかないのは残念でしたが……。合格するために言っている感が否めなくてちょっと……と、思ったのはあくまで個人の感想です。

まぁ、一次より動けていましたが、もともと献身的なプレーの少ない次男。緩急が少なく、めったにスイッチが入らないので母親としては終始イライラする選考会でしたが、夫の目には高評価でした(笑)走らないのはいつもの事なので、ということのようです。夫の評価ポイントとしてはしっかりパスコースが見えていて、良いワンタッチパスやスルーパスも出せてたし、ボールをもらう動き直しもできてた。攻撃のシーンでボールホルダーの逆サイドも走れてたし、よく見えてたと思うよ。とのことでした。

でも、結果は落選。

残念でした。

後日談として、選ばれたのは運動量豊富で、ドリブラータイプの子が多かったようです。私が見ていても何人か上手な子はいました。バックでも攻撃の起点になれる子。運動量が豊富で献身的なプレーができる子。でも、本当にそいういった子は数人。それ以外はとにかく球離れが悪くて判断が残念。自分がシュートまで持っていきたい気持ちが強すぎて、本来の目的であるゴールを決めるための最短で最善を考えらていない子が多すぎた印象です。でも、たぶん、彼らが通過したんだろうなぁと思います。トレセン合格のための「ドリサルスクール」というのも納得の結果です。サッカーの最重要項目の一つが結局は個の力。一対一。対人の強さ。ですからね。次男には全然足りていない部分です。

うん、これもまた良い経験。

次男の手ごたえは聞けていませんでしたが、とても悔しそうでした。

次男がどういうプレーヤーになりたいのか。どこまで本気でサッカーに取り組みたいのか。注視しながら寄り添っていきたいと思います。

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