チーム選び、難しいです。
私の故郷にはあらゆる面での選択肢が少ない(スポーツ、スポーツチーム、学校数、職業数、職場数等)ため、不自由ではありますが選びやすいです。
選択肢の多さには悩みが増えるという側面も、ありますね。
東京都界隈には以下の選択肢が考えられます。
■チームには所属せず、サッカー留学を狙う(たま~に、そういう子の話を聞きます)
■J下部アカデミー生(セレクションあり)
■セレクションありのクラブチームに所属
■セレクションなしのクラブチームに所属
■地域の強豪チームに所属(セレクションなし)
■地域チームに所属
セレクションはだいたい4年生以降進級時スタートなので、進級前の秋に開催されます。例えば、4年生春から所属するためのセレクションが3年生の秋頃開催。そのための申し込みが夏頃HP上などでアップされます。各年代でセレクションを行うチームもあれば、4年もしくは5年代のセレクション以降は欠員が出た時のみ行うチームもあります。
まず、本気でプロを視野に入れるならセレクションのあるチームへの所属を目指す。でしょうか。とにかく、親にできることは情報のキャッチアップです(笑)
●先を見据えたスクール選びお子さんが小学校低学年なら
今後のセレクションを視野に入れたチームのスクール生になる。
そこでチームの育成方針や練習の雰囲気がわかります。全員試合に出場させるのか、競わせるのか、練習内容の組み立て方、コーチの声かけ等。お子さんにフィットしているか、親御さんの考えにフィットしているか。とっても大切なポイントです。合わないなぁと感じたら、さっさと他を当たってみるといいでしょう。フットワーク軽くいられる年代です。チームの方針も相性も良いな、と感じたらそのスクールで頑張りましょう。お子さんにフィットしているなら、スクールでしっかり成長してくれると思います。そこに自主練をプラスして、中学年代以降のチーム昇格を目指します。チームに欲しいと思われる選手は大抵コーチから昇格の声がかかります。まずはセレクションなしの昇格を狙いたいですね。セレクションなしでの昇格はあり得ない!というスクールでも、スクール生の中でチームに獲得したい選手はセレクション受験を促して合格。というのはよくある話です。
●中学年からのチーム選び
無理なく通える距離のチームをリサーチしましょう。セレクションに間に合うなら、受ける準備をしましょう。セレクションに通らなくても、4年生からは各ブロック大会が行われ、ブロック上位チームによる中央大会が開催されます。保護者の送迎が必要な距離の場合、特に平日練習における保護者負担が大きいです。数年に渡ることなので、本人の意思を確認しつつバスで通うのか電車で通うのか、保護者が送迎するのか、話し合いが必要となります。
4年生 ハトマークフェアプレーカップ
5年生 JAカップ
6年生 全日本選手権大会/三井リハウスリーグ
これらの中央大会に出場しているチームは強豪チームです。
通える距離に上記チームがあれば既にいろいろな情報を耳にしていることと思います。
チームによる違いとは
チームによって、何がそんなに違うの?
とも、思われるかもしれません。
例えば、長男が所属していた地域強豪チーム。
小学1年生から週末は13時~18時まで練習。
基本的にはゲーム中心で、負けると外周を走り、その間勝ったチームはミニゲームをエンドレス。
子どもの自立を大切にしており、練習の送迎も基本なし。
練習を休む際は子どもからコーチに電話連絡させる。
来るもの拒まず、去る者追わず。実力主義なので常に下剋上でした。
親としては心配半分、頼もしさ半分。長男は1年でギブアップしましたが、続けば相当メンタルも鍛えられると思います。最後まで所属していたママ友から聞いた話ですが、中学年代からは平日も夕方から自転車で30分ほどのグランドへ練習に出かけていき、帰宅は20時頃だったそうです。毎日のように練習でほぼ家にいない。週末は朝から夜まで不在で、遠征も多く、手はかからないけど移動費が~(泣)と、言っていました。その子は小学高学年での徒競走、ぶっちぎりで1位でした(笑)。日頃の運動量がエグイ。それに耐えられるメンタルも……。長男の同級生何人かは、青森山田中学に進学したそうです。
知り合いが所属していたクラブチーム。
基本的に練習は平日2時間、週3回。週末は試合。
試合も自チームの人工芝グラウンドへの招待試合か公式戦。恵まれた環境下で、組織としてのサッカーやサッカーIQを高めるメソッドが確立されていました。ハマる子にはハマり、知り合いの子は滅茶苦茶伸びました。
公式戦へは必ず全員出場。出場時間もほぼ平等だったような気がします。とにかく、育成している雰囲気。知り合いの子はセレクション落ちまくって、唯一受かったこのチームにジュニア・ジュニアユース年代所属していましたが、高校年代ではJ下部ユースの内定が決まっています。
雰囲気が全く異なる両チーム。
ここでスタメンとして活躍していた子たちの進路のごく一部も紹介しました。育成しだいでどうとでも転ぶ彼ら。そこに正解はないのだと感じています。